人はなぜ太るのか①
人はなぜ太るのか。
答えは簡単である。
「食う」からだ。
逆をいえば、人は食わなければ太らない。
太る人は食う、食いすぎである。
「それができないから悩んでるんじゃん!」
そんな声が聞こえてくるようである。
僕のダイエットに対する究極論を述べると、
「毎日夕飯を抜け」
である。
そうすれば1か月で普通の身体を手に入れることは容易であろう。
しかし人間そんなことは不可能である。
僕だって食事が嫌いなわけじゃない。
みんなで飲み会に行くのだって楽しいし、
家族団欒で食卓を囲んでいる家庭を見ると、
とても微笑ましい。
「食べる」は人間の喜びだ。
そんな中で、いかに「夕飯を抜く」に近づくことができるか。
食べ過ぎを防ぐ方法の一つとしてあげたいのが、
「ゆっくり食べる」である。
満腹中枢の反応が遅い人間は、
本当は満腹なのに満腹と感じることができない。
自分が満腹と思った時には時すでに遅く、
「食いすぎ」状態である。
しかし、ゆっくり食べてみるとどうだろう。
自分の満腹感と、満腹中枢の満腹感の乖離が
限りなく0に近づく。
すると、食べる量を適正に調整することができる。
昔からよく言われてきたであろう
「ゆっくり食べなさい」
昔からゆっくり食べてきた人間と、
食い意地張ってガツガツ食べてしまう人間の差は、
顕著にも20年、30年後の身体に現れたのである。